包茎治療で重要なのはアフターケア

医師が丁寧に対応しているかについて

基本的には包茎治療はアフターケアが不要となっていることが多いですが、中にはケアが必要な場合もあります。その際にアフターケアを疎かにしてしまうと、仕上がりの良し悪しや痛みの継続期間などに影響を与えることになるので、包茎治療を受けるクリニックを選ぶ時には、いかにアフターケアが充実しているかに注目しておくようにしましょう。

二十四時間いつでも対応しているクリニックから選んでおくべきであり、アフターケアまで医師がしっかり行ってくれるのか確かめておく必要があります。包茎治療を行う前にはカウンセリングを受けることになり、その際に医師が対応してくれて包茎治療に関しても納得できる説明があるかに注目するのは当然のことです。

しかし包茎治療をした後のアフターケアまでは確認できていない人が多く、そうなると後々アフターケアの際に後悔することになりかねないので気をつけましょう。重要なのは、アフターケアまで充実しているのかという点です。

追加料金の有無にも注目しておく

痛みが続いたり見た目がイマイチに感じるなど、包茎治療を受けた後には不安になることがたくさんあるのは当然のことと言えます。その際に診察は無料で受けることができるのかなど、アフターケアに必要となる料金の有無に注目しておくべきです。

アフターケアが有料となると、当初予定していたよりも必要となるトータル費用が高額になり頭を悩ませることになりかねません。

加料金が払えないという理由でアフターケアを疎かにしてしまうと、仕上がりにも影響を与えるので気をつけましょう。些細なことでも気軽に相談するためには、アフターケアまで全て料金内に含まれているクリニックを選ぶべきではないでしょうか。

万が一手術のやり直しが必要な場合には無料で対応してくれるクリニックを選んでおくとより安心できるのはもちろんのこと、そういったクリニックは包茎治療の腕にも自信を持っているケースが多いので、納得できる仕上がりにつながります。

まとめ

包茎治療を行った後、最終結果に至るまでの回復期間や仕上がりの良し悪しは人による違いもありますが、やはり医師の腕の良し悪し、そしてアフターケアが充実しているかが重要になってきます。クリニックを選ぶ時にはアフターケアの体制に関しては見落としてしまいがちですが、アフターケアに追加料金が必要かや保証期間があるのかなど、細かな点までチェックしておくようにしましょう。アフターケアが充実しているクリニックは、腕も良く信頼出来る傾向にあります。

包茎治療の基本「亀頭下性感帯温存法」とは

亀頭下性感帯温存法は既存の2つの術法を組み合わせたもの

包茎治療にはさまざまな種類がありますが、その中でも比較的新しい方法なのが「亀頭下性感帯温存法」です。これは、「亀頭直下法」と「性感帯温存法」という2つの既存の治療法を組み合わせた手法で、双方の長所と短所を併せ持っています。
亀頭直下法は、亀頭のすぐ下の包皮から根元に向かって余分な包皮の長さを測って切除し、その後亀頭のすぐ下の位置で包皮を縫い合わせる方法です。ひと昔前までは手術して一定の期間が経ったら抜糸が必要でしたが、現在は吸収糸も選択できるようになっており、こちらを選んだ場合は糸が組織に吸収されるため抜糸が不要になります。
一方、性感帯温存法は包皮小帯温存法とも呼ばれており、男性が共通して持つ性感帯であり、俗に裏筋とも呼ばれている包皮小帯を傷つけないように残しつつ包茎治療を行う手法です。裏筋の形状には個人差があるため、正確に治療するには医師に一定以上の技量が必要であるといわれています。

亀頭下性感帯温存法のメリットとデメリットを知る

包茎治療で亀頭下性感帯温存法を選択する最大のメリットは、手術痕が目立ちにくいこととです。これは、亀頭下性感帯温存法による傷が亀頭と陰茎のちょうど境目にあたる位置にできることが理由です。包茎治療を受けたことを知られたくない人にとっては、傷を見つけにくいことは性行為をする相手に包茎治療をした事実を知られにくくなるというメリットにもつながります。また、従来の外科的手法による包茎治療には縫合部を境にツートンカラーになりなすいという欠点がありますが、これが無いのも亀頭下性感帯温存法のメリットといえるでしょう。
一方、デメリットは手術のほぼ全ての工程において一定以上の技能が求められるため、技術が低い医師にあたってしまうと悪い仕上がりになる可能性があることです。あまりにも仕上がりが良くなければ、再度施術を受けなければならなくなる場合があるので、手術を受ける医療機関選びは慎重に行いましょう。

まとめ

亀頭下性感帯温存法は亀頭のすぐ下の部分から余剰包皮を切除し、亀頭と陰茎の境目付近で縫合する亀頭直下法と、男性の性感帯が存在する包皮小帯を残しつつ治療する性感帯温存法を組み合わせた方法です。手術を行う医師に一定以上の技量が求められる方法ですが、傷跡が目立ちにくくて所謂ツートンカラーになることもないため、相手に包茎治療を受けたことがわからないのが特徴です。包茎治療が敬遠される原因の一つである、治療の事実を知られる不安を感じる人にとってはおすすめの治療方法といえます。

早期に包茎治療が必要な人はどんな人?

種類によっては早期治療の必要がない包茎も

包茎は男性器の亀頭が包皮に覆われて露出しない状態で、病気ではありませんが、そのまま放置せずに包茎治療が必要な場合があります。種類としては仮性包茎と真性包茎、かんとん包茎の3種類があり、仮性包茎は成人男性のおよそ85パーセントと日本人に最も多いタイプです。

平常時は亀頭の一部または全体が皮に覆われている状態で、勃起時に亀頭が露出するタイプと勃起時でも皮に覆われているタイプまで程度の違いはありますが、基本的には手で簡単にむくことができ亀頭全体を露出することも可能です。

ただ、覆われているため亀頭が常に湿った状態になり、雑菌が繁殖しやすく感染症を引き起こしやすくなりますが、皮をむくことを習慣づけることで自然に治ることも多く包茎治療は必要ありません。しかし、皮をむくときに痛みを伴う場合は真性包茎もしくはかんとん包茎の可能性があるので、医療機関での診察結果によっては早期に包茎治療をする必要があります。

早期の包茎治療が必要な真性包茎とかんとん包茎

真性包茎は仮性包茎とよく似ていますが、包皮をむいても亀頭が全く出てこない状態を指します。2つのタイプがあり、皮をむこうとした場合に亀頭の大きさに対して包皮口が大変狭く痛みを生じるタイプと、包皮の内側と亀頭の表面が癒着してむくことができないタイプです。かんとん包茎はある程度はむけるものの包皮口が狭く、かなりの力を必要とするタイプです。

完全に露出できることもありますが、そのままにしておくと亀頭が締め付けられてうっ血した状態になってしまうことや、勃起してしまった場合に締め付けがよりきつくなり皮が裂けてしまうことがかんとん包茎の怖いところです。

のため真性包茎・かんとん包茎の何れも手術を伴う包茎治療が必要で、場合によっては早期に行わなければなりません。手術は包皮を周囲に沿って切り取る「亀頭直下法」が主流で、肌色の変化もなく傷跡も目立ちにくいという特徴があります。手術は保険が適用されることに加え、手術時間も1時間程度で終了し術後はそのまま帰宅することも可能です。

まとめ

男性は生まれたときはほとんどが包茎で1歳で50%、3歳までに90%が包皮をむくことで亀頭を露出できるといわれていますが、場所が場所だけに人に相談しにくいのが悩みです。

しかし、そのまま放置しておくと汚れによる臭いが気になるなどコンプレックスに感じることや、単なる包茎治療に留まらず大掛かりな手術が必要になることもあるので、気になる場合は早期に医療機関の診察を仰ぎ包茎治療が必要かどうかの判断をしてもらうことが大切です。

包茎治療を受ける前に包茎の原因を探ろう

包茎になってしまう原因

包茎治療を受ける前には、何故包茎になってしまうのかを知っておいたほうが良いでしょう。これは、思春期の第二次性徴までの性器の成長で、亀頭が覆われたままで露出されなかったことが原因で起こります。生活習慣などに何か問題があって起こるというよりは、成長によって亀頭が露出されるようになるかどうかの違いがあると言えるでしょう。

小さい頃から剥き癖をつけていた場合は大人になってから容易に剥けるようになることもありますが、一般的には何もせずに成長するので日本人の大半は大人になっても皮がかぶっている状態です。そのため、自分のせいで包茎になったと思う必要はありませんし、子供の場合は皮をかぶった状態が当たり前だと認識しておいて問題ありません。幼い頃のマスターベーションのやり方が悪かったのではないかと疑う人も多いですが、実際はそういった原因ではなく、成長の個人差によるものだと理解しておきましょう。

包茎は自然となってしまうもの

包茎は自然となってしまうものなので、この状態になっても仕方がないと言えます。悪いことをして包茎になったわけではないので、包茎治療は必要ないと思うかもしれませんが、放置しておくと悪い影響が出てしまうことがあるので注意してください。

仮性の場合はほこりや細菌が溜まって悪臭や病気の原因になりやすいですし、真性の場合はこれに加えて性行為時の痛みによって射精ができないという問題があります。真性の場合は勃起不全を引き起こしやすいとも言われているので、大きな問題が起こってしまう前に包茎治療をするべきだと言えます。

皮がかぶっているかどうかは個人の成長によって異なるものであり、自然となってしまうものなのでどうすることもできません。子供のときに剥く習慣をつける人もいますが、無理やり行うと痛みや怪我に繋がることもあります。包茎になる原因は自然によるものでどうしようもないことを知り、大人になっても皮が剥けない場合は包茎治療をすると良いでしょう。

まとめ

包茎治療を行う前には、何故この症状が起こってしまうのか理解しておきましょう。包茎になるかどうかはその人の成長によって決まり、自分でどうにかできる問題ではありません。

原因をどうにかすることはできませんが、大人になっても皮をかぶったままであれば包茎治療を行うことがおすすめです。自然になってしまう症状でも病気や激しい痛みなどのリスクがあるので、大きなトラブルになる前に包茎治療を行っておくことが良いでしょう。